DIYのSMS・マークIII用パドルコントロール

このプロジェクトについて

こないだ日本にいた時、このゲームにパドルが必要と知らずに、ガラクチック・プロテクターと言うSMS・マークIII用のゲームを買ってしまった。 そのパドルは、日本だけで売っていたセガの「HPD-200」パドルコントロールの事。けれど今、どこを探しても、いつも高すぎると思っていたので、 自分で作る事にした。

セガのHPD-200パドルコントロール

セガのHPD-200パドルコントロール

自分で作ったパドルコントロール!

自分で作ったパドルコントロール!



仕様:
  • セガのHPD-200のように動く
  • 日本版SMS・マークIII対応
  • 海外版のSMSも対応[1]
  • 「海外版パドルコントロール」と言う特別なモードがある[2]
  • シンプルな回路
[1]あるゲームは、海外版のゲーム機で動くと、日本のゲーム機ではない物であると検出し、海外版パドル機能を起動されてしまう。すると、HPD−200のパドルに対応しない。

[2]その海外版パドルは発売された事がない。つまり、存在しない。なのに、あるゲームは、その海外版パドルに対応する機能がある。あんまり複雑ではなかったから、 このプロジェクトに海外版パドルモード機能も付けた。



写真

もちろんただの木製の板に穴を二つ開け、ボタンとポテンショメータを入れて終わり事できるが、3Dプリンターでもっと少し複雑なケースを 楽しんで作った。

結果は:
raphnet.netのパドル

raphnet.netのパドル

raphnet.netのパドル

raphnet.netのパドル

ガラクチック・プロテクターで

ガラクチック・プロテクターで

Outrunで

Outrunで



組み立て:



デザイン:
デザイン

デザイン

デザイン

デザイン

デザイン

デザイン

ボタン

ボタン

ボタン、入れた状況(断面図)

ボタン、入れた状況(断面図)



印刷をしたい方は、こちらからどうぞ:
sms_paddle2_body-main.STL (ボディー)
sms_paddle2_body-button.STL (押しボタン)
sms_paddle2_body-knob.STL (つまみ)

そのファイルについて:
  • このデザインは、Vishayの657-0-0-203のポテンショメータとOmronのD2F-01のスイッチを用いた。 違う部品を使いたいなら、寸法に気をつけて下さい。
  • コツ:押しボタンのホックは、割れやすいので、入れる前に温めれば、無事に曲げられる。
  • つまみは、ポテンショメータの軸にしまりばめで組み合わせる。狭すぎるなら、組合せられるまで、穴あけドリルで、だんだん大きくすればいい。



回路図


回路図は、クリックで大きくなる。


このプロジェクトには、私のMultiuse PCB2(英)基板がぴったり。使うと、この配線になる:
配線図 (新基板・V2)

配線図 (新基板・V2)

配線図(V1)

配線図(V1)



組み立て済みソフト入り基板は、raphnet-tech.comで売っております。


ソフト

MCUにプログラムを書き込まないと、何も動かないね。。。ファイルとソースコードはこの下の表に:
Version v1.0
2015年02月21日(土)
初めのリリース。
ファイル:
sms_paddle-1.0.tar.gz (2.3 KB)
sms_paddle-1.0.hex (619 B)
このプロジェクトはGitHubのリポジトリもある
To request features, report issues or contribute, you may send me an email or use the GitHub repository:
https://github.com/raphnet/sms_paddle


パドルの動き方

パドルのつまみの方向は、8ビットで測っているので、256個の違う方向がある。 そのデータは、DE9コネクタのピン1〜4に乗せて、半分半分でゲーム機に送られている。

セガのHPD-200パドルコントロール

上位4ビットか下位4ビットと誤らないように、DE9コネクタのピン9を使う。 LOWは下位の4ビットで、HIGHは上位の4ビットである。HPD-200は標本化を行って、 順番に下位4ビットを送って、そして上位の4ビットを送るらしい。 標本化周波数は8 kHzである。


海外版パドルコントロール

海外版の場合は、ちょっと違う。こんどは、送信される4ビットは、DE9コネクタのピン7でゲーム機が選ぶ。 パドルは、ピン7の状態によって、その上下位4ビットを送信してから、ピン9に、ピン7の同じ状態にする。 私のテストによって、標本化は、ピン7がLOWになる時行う。

(注:上の図は、私が書いたソフトのやり方に等しいけど、謝りがあるがどうかわからない。海外版パドルが存在しないので、比べられない…)
ついでに、何年か前一時的に家にあったHPD-200パドルコントロールの中の写真:




テスト済みゲーム

ゲームソフト ゲーム機 モード 結果
ガラクチック・プロテクター(日本版) 日本版SMS HPD-200 Ok
ガラクチック・プロテクター(日本版) 北アメリカのメガドライブ海外版パドル Ok
Outrun (米国版) 日本版SMS、アダプターで HPD-200 Ok
め組レスキュー 日本版SMS HPD-200 Ok
ウッディポップ 日本版SMS HPD-200 Ok
ウッディポップ 北アメリカのメガドライブ 海外版パドル Ok
DONKEY.SMS (Homebrew) 日本版SMS、北アメリカのメガドライブ HPD-200 Ok
SMS-A-Sketch (Homebrew) 日本版SMS、北アメリカのメガドライブ HPD-200 Ok
め組レスキュー Everdrive + オーストラリアのSMS HPD-200! Ok
Super racing Everdrive + オーストラリアのSMS 未対応
他のゲームソフトでテストしたら、連絡して下さい。そのゲーム機の機種と国、ゲームソフトの国も教えてください。


ユーザからの写真

私のプロジェクトが、他の人の手によって、実現していく事を見る事出来てとても嬉しいと思います。
2016-06-06オーストラリアに住んでいるKyleさんは、この写真を送ってくれました。海外版ファミコンのコントローラのケースを使ったらしい。



2018-09-13: Samさんは、下の写真をフランスから送ってくれた。




参考になる書類

#概論リンク
1 この書き込みでHPD−200パドルコントロールとその海外版の事、詳しく知った。 http://www.smspower.org/forums/6783-OneMoreTimePaddleControlPlusPaddleDetectionRegionDetection
2 HPD−200の事一般情報と対応するゲーウソフトのリスト。(英語) http://segaretro.org/Paddle_Control
3 何年かから対応する私のメガドライブ・コントローラー→USB変換アダプターのソースコードを読む事で、 少し時間の節約ができた。 http://www.raphnet.net/electronique/atari_usb/index.php


免責

私の知る限りにこのページーの内容は間違えが無いと思います。 しかし、こちらは何も保証致しません。このページを使って、 どんな事になっても、責任を負いかねます。